鵡川中 オンラインでネットモラル教室 「日常とネット 境目なし」

鵡川中 オンラインでネットモラル教室 「日常とネット 境目なし」
インターネットのモラルについてオンラインで学んだ

 鵡川中学校(広田智人校長)は28日、インターネット上のビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用した全校ネットモラル教室を開いた。メディア事業・グリーの小木曽健さんから失敗しないネットの使い方を学んだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛などで、ネットやインターネット交流サイト(SNS)の利用が増えることを想定し、夏休みを前に正しい知識を身に付けてもらおうと企画した。学校と東京をオンラインでつなぎ、感染症対策を踏まえて1年生は校舎内ロビー、2・3年生は体育館に分かれて行われた。

 小木曽さんは、軽はずみな投稿などによるトラブルについて「2カ月ほどで騒ぎは収まるが、進学や就職などの際に過去を探られ、足を引っ張られることがある」と説明。失敗しないネットの使い方として「日常で行っていることはネット上でもやっていいこと。日常とネットの境目はなく、常につながっていることを意識して」とアドバイスを送った。また、誤った投稿で問題が起きてしまった時は「消してしまう前に、相談窓口としてわれわれに連絡してほしい」と呼び掛けた。

 3年生の森上楓さん(15)は「ネットをどう使えば失敗しないか、普段と違う観点で聞くことができ、新鮮さを感じた」と振り返り、「本当に書いていいのか、送信していいのかを今までより考え、ネットが今後の自分自身にもつながることを意識したい」と話していた。

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