厚真町上厚真小学校(井内宏磨校長)の6年生が29日、上厚真地区の海沼農園の協力で小麦の収穫体験を行った。食育授業の一環。
6年生は昨年、町内の農家で田植えから稲刈りまで一連の米作りを体験しているが、小麦の収穫は初めて。同農園で生産している「きたほなみ」をほ場でそれぞれ一握り分刈り取り、束ねて縛った。
収穫した小麦は今後、校内で殻を取り、すりつぶして粉にする予定。参加した北島未聖さん(12)と濱島美月さん(11)は「刈った感じ、色は稲と変わらないけれど、一粒一粒先がとがっていた。これが小麦粉になるのが想像できない」と口をそろえた。
同農園の海沼孝太さん(37)は「農作物がどのように作られているかを見てもらい、農家への理解を深めてほしい」と話していた。

















