「樺太を生きる」を寄贈 全国樺太連盟が市教委へ

「樺太を生きる」を寄贈 全国樺太連盟が市教委へ

 全国樺太連盟(西本美嗣会長)は、かつて日本領土だった樺太(現サハリン)の歴史的資料をまとめ、同連盟が発行した「樺太関係資料図録 樺太を生きる」32冊を苫小牧市教育委員会に寄贈した。市内の全小学校23校の図書館で閲覧用などに役立てる。

 図録は2016年7月発行。会員から寄せられた当時の樺太を物語る写真や日用品、地図、書類、絵はがきなど総数約360点を▽社会▽家庭▽産業▽はらから(同胞)―の四つのテーマに分けて掲載した。「樺太の開拓に命をかけた私達の先人の様子や生活ぶりから、樺太の歴史の一端を覗(のぞ)き、そこから悪しき歴史が繰り返されることがないように、しっかり学んで」とも記されている。A4判、全210ページ。

 寄贈は18年に苫小牧市民館で開催した樺太関係資料館の移動展が縁。3日間で約1400人が来場し、盛況だったという。主催した全国樺太連盟苫小牧支部のメンバーが図録を持参し、市第2庁舎を訪問。市教委の五十嵐充教育長は小学5年生の社会科で樺太について学ぶことなどに触れ、「貴重な資料をありがとうございます。子どもたちの歴史の勉強に役立てたい」と感謝した。図録は小学校の図書館の他、一部を美術博物館や中央図書館でも所蔵する。

樺太に関わる貴重な資料をまとめた図録。当時、樺太にあった王子製紙の工場の写真も載っている

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