道内企業のSDGs意識調査 18・7%が積極的 「働きがいも経済成長も」トップ 帝国データ札支店

道内企業のSDGs意識調査 18・7%が積極的 「働きがいも経済成長も」トップ 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に関する道内企業の意識調査結果を発表した。SDGsに積極的な企業は18・7%となった。一方で半数近くの企業は、認知しつつも取り組んでいないことも明らかになった。

 SDGsは、2015年9月の国連サミットで195カ国が同意。「2030年アジェンダ」に掲載されている世界共通の目標。政府や行政機関のみならず、民間企業の経営方針としても急速に注目を集めている。

 積極的な企業の内訳は、「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」が6・6%、「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」が12・1%。

 積極的な企業の規模別では、大企業が29・3%だったのに対し、中小企業は16・4%、小規模企業は12・3%と差がある。業界別では「金融」が57・2%でトップ。これに「製造」(31%)、「不動産」(23・8%)と続いた。

 一方、「言葉は知っていて意味・重要性を理解できるが、取り組んでいない」が33・7%、「言葉は知っているが、意味・重要性を理解できない」は16・2%。SDGsの存在は認知しつつも、取り組んでいない企業は半数近くに上った。

 SDGsの掲げる17目標のうち、現在力を入れて取り組んでいる項目(複数回答)では、「働きがいも経済成長も」が25%で最多。以下、「住み続けられるまちづくりを」(14%)、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(13・9%)の順で、企業活動に結び付きやすい項目が上位に。一方で「飢餓をゼロに」(2・1%)、「貧困をなくそう」(4・1%)は低位にとどまった。

 SDGsの達成への貢献によって向上する企業価値としては、「企業好感度」が44・6%でトップ。

 SDGsの達成に向けて付加価値を生むために取り組みたいテーマでは、「顧客・人財確保」(31・6%)が最多。これに「適正な労働時間・環境・内容」(25・8%)が続いた。

 調査は6月17~30日、道内企業1125社を対象に実施。563社から回答を得た(回答率50%)。

■SDGsの17目標の中で力を入れて取り組んでいる項目(複数回答)

順位    項  目割合 

 1 働きがいも経済成長も 25.0%

 2 住み続けられるまちづくりを 14.0%

 3 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 13.9%

 4 パートナーシップで目標を達成しよう 11.9%

 4 気象変動に具体的な対策を 11.9%

 6 つくる責任つかう責任 10.7%

 7 すべての人に健康と福祉を 9.1%

 8 質の高い教育をみんなに 7.3%

 9 産業と技術革新の基礎をつくろう 6.6%

 10 陸の豊かさも守ろう 5.7%

 10 平和と公正をすべての人に 5.7%

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