厚真中学校(阿部隆之校長)は3日、情報モラル教室を開いた。町内のWeb工房SAKURAを運営する桜井裕司代表を講師に招き、インターネット交流サイト(SNS)の正しい使い方やゲーム、スマートフォンにひそんでいる危険性などを学んだ。
同教室は各学年ごとに行われ、桜井さんは「結局使っているのは人と人。現代社会もネット上も人間同士のつながりでできており、人に見せられないような投稿はしない方がいい」と説いた。
また近年は、ネットの使い過ぎで依存症になる人が増える傾向があることから「スマホやゲームはみんなの将来を左右する問題。薬物やアルコールと同様の危険性がある」と指摘し、▽1日1時間程度▽ルールを守りやすい環境づくり▽誰に見られても問題のない使い方―などをアドバイス。コロナ禍の状況にあって、「これからはICT(情報通信技術)教育やネットでの調べ学習などが増えてくる時代になる。今回言ったことを頭の片隅に残しておいて」と呼び掛けた。
2年生の山本康太さん(14)は「まだスマホを持っていないが、将来持った時に危ないことや悪いことを、しっかり自分で判断できるようになりたい」と話していた。

















