厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)は3日、部活動引退集会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、部活動の集大成となる中学校体育連盟(中体連)の各種大会が地区予選から全国大会まですべて中止されたため、代替措置として行われた地区大会に出場したバドミントン、卓球、陸上競技の各部で先頭に立って下級生を引っ張ってきた3年生の頑張りをたたえた。
集会では、三つの運動部と学校外のクラブチームに所属する3年生が登壇し、3年間の部活動を振り返ったほか、2年生の代表生徒が感謝の言葉を伝えた。
このうち卓球部で部長を務めた山崎桜さん(15)は、代替大会の女子シングルスで準優勝の成績。「中体連(の大会)がなくなった時にはショックだったけれど、地区で高いところを目指して頑張ってきた。今までで一番いいプレーができた」と振り返り、「1、2年生は常に高い目標を持って頑張って」とエールを送った。
石田校長は、海外で活躍するプロサッカー選手の例を挙げながら、「3年生にとってはこれが終わりではなく、また次のステージがある。自分が描いているイメージをとことん追求してください」とねぎらいの言葉を述べた。

















