20年度道内設備投資3864億円 3年ぶり減少 大型投資の反動 政投銀道支店

20年度道内設備投資3864億円 3年ぶり減少 大型投資の反動 
政投銀道支店
道内の2020年度設備投資計画調査結果を発表する日本政投銀=5日、札幌市中央区

 日本政策投資銀行北海道支店は5日、札幌市内で記者会見し、2019・20年度北海道地域設備投資計画調査結果を発表した。道内外の企業が20年度に道内で計画する設備投資額は前年度比18.3%減の3864億円にとどまり、3年ぶりに減少に転じる見通しとなった。製造業は増加するものの、非製造業が減少することから、全産業では減少する。

 19年度の設備投資実績額と20年度の設備投資計画額を調査。毎年1回、全国一斉に行っており、今年は6月22日を期日に実施。資本金1億円以上の民間企業(金融・保険業を除く)9641社が対象で、5488社から回答を得た(回答率56・9%)。道内への設備投資を回答した企業は680社(うち道内本社企業441社)だった。

 20年度の設備投資計画では、製造業が前年度比8・6%増の1217億円と2年連続で増加。だが、非製造業は26・7%減の2647億円と大幅に減少に転じ、全産業では2桁(18・3%)の減少率となる見通しだ。

 製造業の業種別では、生産設備改修や工場新設などで「鉄鋼・非鉄金属」(121・3%増の385億円)、「紙・パルプ」(47・6%増の191億円)などが増加。新製品対応投資を含む生産設備改修が一段落する「輸送用機械」(29・5%減の281億円)などが減少する。

 非製造業の業種別では、大型投資案件が完了する「不動産」(79・4%減の147億円)や「電力」(26・8%減の808億円)が大きく減少。輸送機器の拡充や物流拠点整備が行われる「運輸」(4・2%増の810億円)は増加する。

 道内の設備投資は、リーマンショック後の減少基調から回復した12年度以降、16年度まで5年連続で増加。17年度は一時的に減少し、18年度から再び増加していたが、20年度は3年ぶりに減少に転じる見通し。

 日本政投銀道支店では「20年度は大規模投資●【92a8】落による反動減が大きい」と分析し、「新型コロナウイルス感染症の影響も注視していく必要がある」と指摘している。

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