苫小牧市ときわ町在住の木村一男さん(71)が昨年12月に自費出版した自分史「鎖縁」の合評会が3日、住吉町のコミュニティーサロン「ハマ遊(ゆう)の友」で開かれた。著者本人も臨席し、8人が作品について感想や魅力を述べ合った。
市民有志が企画した合評会。木村さんは新潟県佐渡島出身で、市内で長年建設業を経営。自分史には幼少の頃の思い出、家族との記憶、大工として修業をはじめ、会社を興すまでの半生の悲喜こもごもを、ユーモアを交えながら描いている。
3冊を出版しており、合評会では貧乏だった少年時代から大工の修業に入る20代前半までのエピソードを盛り込んだ1冊目を取り上げた。
参加者は「読ませる力があり、細かい描写がうまい。人間観察の力が優れている」「木村さんならではの文体」「母親の記述は多いが父親の記述は少ない。だが父親について触れた箇所は詩のような表現だ」と感想や意見を話した。木村さんは自分史をしたためた理由について「自分の人生を書き残したかった。読んでもらえるうれしさがある」と語っていた。
9月には2月に出版した「鎖縁2」の合評会も開かれる予定だ。
















