出光SDM折り返し ピーク人員 計画比で2割減 作業は来月中旬まで

出光SDM折り返し ピーク人員 計画比で2割減 作業は来月中旬まで

 苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(澤正彦所長)が6月15日から展開している4年に1度の大規模定期補修工事、シャットダウンメンテナンス(SDM)は工期の折り返しを迎えた。新型コロナウイルスの感染防止策を徹底させながら実施。ピーク時の作業員数は、計画よりも2割少ない1日当たり約2800人にとどめた。作業はピークを過ぎ、現在は同約1400人で工事や検査を続けている。

 ピークは6月下旬に迎えたが、作業の平準化による「密」回避が奏功。1日当たりの作業員数の最大約2800人は、短期間にとどめた。工事や検査の最盛期は7月中旬までの1カ月弱だったが、同製油所は「(1日当たりの)作業員数は7月から徐々に減らしている」と説明。現在の作業員数は同約1400人で、「工事や検査は予定通り進んでいる」と言う。

 同製油所は1日、協力会社の従業員がSDM従事終了後、同製油所以外の濃厚接触者として、コロナに感染していた事例を発表したが、これまで製油所やSDMからコロナ感染者は出ていない。

 コロナ対策の一環で、入り口にサーモカメラを設置。作業員の体温をチェックし、37・5度以上の場合は入場禁止にし、隔離するためのプレハブも開設しているが、これまで対象になった作業員はいない。同製油所は「9月中旬まで感染防止をさらに徹底し、安全にSDMを終えたい」と話している。

 SDMは国が法で定める保安検査。同製油所は4年に1度プラントをすべて止めて検査している。今年はコロナの流行を踏まえ、法定検査などに絞り、工事規模を約25%分圧縮。期間を1カ月延長の3カ月間にし、作業を平準化することで作業員数を減らした。

 計画では作業員数を当初1万人から5700人に、ピーク時の1日当たり作業員も同5000人から3500人に減らす内容だった。

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