苫小牧市と千歳市にまたがる樽前山(1041メートル)の2020年度の登山者数は、7月末時点で前年度同期比約3割増の約1万5600人となり、前年度に引き続き年間3万人を超えるペースで推移している。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で登山者の減少が予想されたが、密閉・密集・密接回避のアウトドアレジャーが注目され、平日でも1日100人以上が訪れているという。
樽前山は車で7合目まで行けて気軽に登れる上、美しい高山植物が豊富。昨今は外国人登山者も目立っている。
今年は7月末時点で、前年同期比3506人増の1万5657人。新型コロナによる緊急事態宣言後の5~6月は天候にも恵まれ、土日祝日は1日600~800人が登山を楽しみ、最も多かった6月21日は898人が訪れた。過去5年間で年間登山者数が最多だった17年度の同期比でも1026人増となっている。
感染拡大に伴う国際航空便の運休や減便により、外国人登山客は前年同期に比べ約8割減の135人にとどまっているが、今年はドイツ、フランス、英国など国内に住む欧州各国の登山客が目立つ。
観光バスも前年同期20台に対し、今年は3台のみ。団体客の落ち込みは激しいが、例年以上に個人客グループが増えており、シニア層やおしゃれなアウトドアウエアをまとい登山を楽しむ山ガール、高山植物を見にカメラを携えて上る登山客が多い。
市観光振興課によると、過去5年の登山者数は16年度2万7317人、17年度3万3605人。18年度は、8月下旬の大雨によるアクセス道路の道道樽前錦岡線の通行止めと、9月の胆振東部地震の影響で2万8454人と落ち込んだが、19年度に3万466人と再び3万人を超えた。
同課担当者は「このペースでいけば近年で最も多い人数になりそうだ」と話している。
















