白老アイヌ協会は9日、白老アイヌ民族記念広場(高砂町)で第16回白老アイヌ碑先祖供養祭を行った。関係者40人が参加し、伝統の儀礼で祖先をしのんだ。
同協会の新井田幹夫さんが祭司を務めた儀礼シンヌラッパでは、アイヌ文様の民族衣装に身を包んだ関係者が伝統の作法で先人を供養した。
この後、主催者あいさつに立った山丸和幸理事長は「白老のアイヌ文化を守るため、町には人材育成などで支援の協力を頂きたい」と求め、来賓の戸田安彦町長が「町の使命として協会と共に地元アイヌ文化を育み、伝統をつないでいきたい」と述べた。
引き続き参加者は、オハウ(汁物)やイナキビご飯など伝統料理を味わいながら交流を深めた。

















