地域のアイヌ文化知って 郷土資料館でパネル展 新冠

地域のアイヌ文化知って 郷土資料館でパネル展 新冠
新冠アイヌ協会を通じてむかわアイヌ協会から寄贈を受けた丸木舟

 新冠町郷土資料館主催の企画展「新冠のアイヌ文化を知ろうパネル展」が、同館ロビーで開かれている。入場無料。9月5日まで。

 白老町にアイヌ民族共生象徴空間「ウポポイ」がオープンし、アイヌ文化が注目される中、ふるさと新冠の「地名や史跡」などから、どのようなアイヌ文化があるのかを学ぶ目的で企画した。

 ロビーでは(1)いろいろなアイヌ語の地名=ピポク、ニカプなどに、どのような意味があるのか(2)アイヌに関連する史跡や文化財=チャシ跡、アイヌ伝説などの歴史(3)アイヌの民具=丸木舟、イナウなど、どのような道具を使っていたのか―などを写真40点やパネル10点、映像で紹介している。

 また、レ・コード館企画展「アイヌ~レコードに刻まれた記憶と音」が18日から9月27日まで催されるほか、図書プラザで「アイヌと音楽」の書籍展示が8月16日まで開催されている。

 郷土資料館の新川剛生学芸員は「ウポポイがオープンし、全国的にアイヌ文化が広がりを見せる中、地元新冠にあるアイヌ文化を多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 郷土資料館の開館時間は午前9時から午後4時半まで(日祝日、月曜日は休館日)。

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