苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のスケトウダラ刺し網漁が回復の兆しを見せている。昨年10月から今年1月中旬までの漁獲量は前年同期比2.3%増の1517トン。当初は著しい不振に見舞われたが、昨年12月から増加に転じた。前年度が記録的不漁だったため予断は許さないが、同漁協は「1月も魚が取れている。年間2000トンを超えてくれたら」と願っている。
苫小牧漁協の速報値。漁は昨年10月1日に解禁され、同2日から水揚げしている。今月19日までの漁獲量、平均単価、金額(税抜き)をまとめた。1キロ当たりの単価は前年同期比1円増の94円で、金額は同2・7%増の1億4234万円となっている。
今季は道立総合研究機構函館水産試験場の調査で資源回復を見込む中、昨年10、11月は「記録的不漁」とされた前年以上の不漁に見舞われ、漁獲量は半分以下に減った。12月に入ってから増加に転じ、同月の漁獲量は前年同月比8・8%増の727トン。1月はさらに伸び、19日までに同286%増の435トンとなった。しけで8日間の操業にとどまったものの1日当たり30~50トン、多い日で100トン近い水揚げがあった。
苫小牧漁協は「前年度は1月以降ほとんど取れなくなったが、今年は1月に入ってから良くなっている。魚体は例年よりも小ぶりだが、卵もしっかり入っている」と手応えを語る。
スケトウダラ刺し網漁の年間漁獲量は、2017年度から3年連続で2000トン未満と不漁が続いている。漁期は3月末まであるが、タラコの原料になる卵が抜けるため例年通り2月末をめどに終えるとみられる。同漁協は「今後の天候次第だが、魚はまだ取れている。1日でも多く操業できれば」と意気込んでいる。
















