支笏湖漁業協同組合(千歳市支笏湖温泉)は9日、ヒメマスの稚魚のひれ切り作業を支笏湖ヒメマスふ化場で始めた。個体の放流年を識別するためで、千歳支笏湖小学校(東峰宏紀校長)の1~6年生6人も体験授業で挑戦した。
ひれ切りは放流する約18万5000匹に行う。麻酔で動きを鈍らせ、小さなはさみで尾びれか、腹びれの一部を切除する。切る部位は毎年異なり、今年は腹びれの右側に切れ目を入れている。作業は約1週間で終え、放流は6月10日すぎを予定している。
初日はベテランスタッフに交じり、児童たちも同漁協職員に教えてもらいながら30分ほどチャレンジ。稚魚は1月に生まれたばかりで5センチ前後と小さく、麻酔をかけても動きが激しい魚もいて、悪戦苦闘する姿が見られた。一方で、全校児童が毎年参加するため、体験回数を重ねた高学年の手際の良さが光った。
6年生の松沢汰知君(11)は約20匹のひれ切りを成功させ、「何回もやっているので、こつが少し分かる。ヒメマスはかわいくて好き。大きく育ってほしい」と願った。同漁協の山田貴志場長(47)は「全国でもヒメマスのひれ切りは珍しいと聞く。子どもたちがヒメマスを身近に感じる機会にもなれば」と話していた。
















