レバノン当局、ゴーン被告聴取

レバノン当局、ゴーン被告聴取

 【ベイルートAFP時事】レバノン司法当局は、日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告に対する国際刑事警察機構(ICPO)の国際手配書を受け取ったことから、同被告を聴取した。司法当局者が30日、明らかにした。新たな法的措置は取らず、同被告は解放されたという。

 フランス政府は4月、ゴーン被告がかつて率いた仏自動車大手ルノーとオマーンの販売代理店の間で約1500万ユーロ(約20億6000万円)に上る不審な支払いがあったとして、同被告の逮捕を模索。手配書はこの後発行され、レバノンが5月に入って受領した。

 当局者は「手配書の内容について判事がゴーン被告を尋問した」と説明した。「資金洗浄や会社資金の浪費」などが中心で、レバノン当局は同被告の回答を仏当局に送付するという。

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