【ソウル時事】世界的な人気を集める韓国の7人組男性音楽グループ「BTS」は14日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、グループとしての活動休止を発表した。解散はせず再開する意思を明らかにしたが、時期は示されていない。ソロ活動に専念する。
メンバーが食事を取りながら対談する動画で、休息や成長する時間の確保の必要性を語った。リーダーのRMさんはヒット曲「Dynamite」までは「私たちのチームが自分の手の上にある感じだった」が、その後「どんなチームだかよく分からなくなった」と明かした。また、「Kポップやアイドルシステム自体が人を成熟させることはない」と心情を吐露。独りで考える時間の大切さを訴えた。
メンバーのジョングクさんは「個人の時間を過ごしてさまざまな経験を積み、より成長して戻ってくる日が来ると思う」とファンに理解を求めた。
BTSは2013年にデビュー。Kポップを代表する存在として、日本や米国を含む世界で人気を博した。20年にはDynamiteで、米国のビルボードのシングルチャート部門1位となった。米音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞にもノミネートされた。
米ニューヨークの国連本部での「SDGs(持続可能な開発目標)」関連イベントで演説、バイデン米大統領の招待によりホワイトハウスでアジア系住民を標的とするヘイトクライム(憎悪犯罪)撲滅を訴えるなど、社会活動にも力を入れていた。














