岸田文雄首相は8日、安倍晋三元首相が銃撃されたことについて、「深刻な状況にあると聞いている。まずは一命を取り留めていただくよう心から祈りたい」と述べた。「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な犯行であり、決して許すことはできない」と非難した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は、参院選への対応について、各地で遊説している閣僚を全て帰京させ、今回の事態について認識・対応の共有を図ると説明。「懸命の救急救命処置が行われており、政局に与える影響には今触れるべきではない」と述べた。
犯行の背景などについては「まだ十分に把握できていない。警察の捜査をしっかり確認しなければならない」と指摘。「警備は最善を尽くしていたと信じたいが、いま一度しっかり実態を確認することが大事だ」と語った。














