自民党の茂木敏充幹事長は19日の記者会見で、安倍晋三元首相の国葬を行う政府方針を野党が批判していることについて「国民から国葬について『いかがなものか』との声が起こっているとは認識していない。(野党は)国民の声からかなりずれているのではないか」と反論した。
安倍氏の国葬をめぐっては、共産党やれいわ新選組、社民党が「弔意の強制につながる」などと反対を表明している。
茂木氏は、15日までに約1万8000人が自民党本部の献花・記帳台を訪れたと説明。また、100を超える国・地域の大使らの弔問を受けたと明かした。
これに関し、安倍氏実弟の岸信夫防衛相は会見で「(国葬は)親族として名誉なことだ」と歓迎。野党の反対論については「さまざまな意見があることは承知している。最終的には岸田文雄首相の判断になる」と述べるにとどめた。
一方、首相は19日の党役員会で、安倍氏の国葬に合わせ、「活発な弔問外交が予想される。しっかり準備したい」と述べた。














