【ワシントン時事】トランプ前米大統領は8日、声明で自身が南部フロリダ州に所有する高級リゾート施設「マールアラーゴ」が米連邦捜査局(FBI)による家宅捜索を受けたと明らかにした。その上で「これは検察の不正であり、司法制度の武器化だ」と非難した。家宅捜索の容疑事実は不明。
ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は同日、捜索の関心がトランプ氏が施設に持ち込んだとされる任期中の公式資料に絞られていると伝えた。この中には機密文書も含まれているという。
トランプ氏は、関係する政府機関に協力した後に行われたとして「この抜き打ち捜索は必要なく不適切だ」と主張。「私が2024年の大統領選に出馬するのを是が非でも望まない民主党急進左派の攻撃だ。米国はかつてないレベルで腐敗している」などと訴えた。
米メディアによると、トランプ氏は現在、ニュージャージー州のゴルフ場で夏を過ごしている。














