ガーシー容疑者に旅券返納命令 失効すれば強制退去も

ガーシー容疑者に旅券返納命令
失効すれば強制退去も

 動画投稿サイトで著名人らを繰り返し脅迫したなどとして警視庁が前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)の逮捕状を取った事件で、外務省は23日、海外に滞在中の同容疑者に旅券返納命令を出した。

 4月13日までの返納を求めており、応じなければ旅券は失効する。事実上の不法滞在状態となり、強制退去処分の対象となる可能性がある。

 東谷容疑者はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点に、動画投稿サイトで芸能界などの裏話を披露する「暴露系ユーチューバー」として活動。昨年7月の参院選で初当選したが、国会欠席を続けたとして、今月15日、除名処分を受け議員資格を失った。

 警視庁は16日、投稿した動画の中で著名人ら3人とその親族を脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)容疑などで同容疑者の逮捕状を取得。警察庁を通じ、外務省や国際刑事警察機構(ICPO)に旅券返納命令と国際手配を要請していた。

 東谷容疑者は同日、海外からのインターネットのライブ配信で、「日本には帰らない。一生帰国しない覚悟ができた」などと話していた。

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