新造漁船の安全願う 「第三十八憂姫丸」進水式

新造漁船の安全願う 「第三十八憂姫丸」進水式
大漁旗を掲げた新造船で行われた餅まき

 苫小牧港・西港漁港区で22日、新造の漁船「第三十八憂姫丸」(9・7トン)の進水式が行われた。漁業関係者ら100人以上が集まる中、神事やセレモニーを通して安全操業や大漁を願った。

 船主は若手漁業者の江口憂也さん(38)。新造船はFRP(繊維強化プラスチック)製で、デッキは雨やしけによる波をしのげる屋根を完備。スケトウダラ刺し網漁やツブ籠漁などで使う。

 江口さんは22歳から漁業に従事し、これまでは中古船で操業してきた。新造船は約1億3000万円で、水産庁の補助金・浜の担い手漁船リース事業を活用。一定期間リース事業者として計画に基づいて操業した後、漁船を取得できる。

 この日、長さ約10メートルの竹を立て、大漁旗をずらりと掲げた船の中で厳かに神事を行った後、餅まきなどのセレモニーを実施。関係者を乗せて20分間ほど初航行した。

 江口さんは「やっと船を造ることができた」と感慨無量の面持ち。「6月から操業に使う予定。乗り心地もいい」と笑顔を見せた。苫小牧漁業協同組合の伊藤信孝組合長は「次代のリーダー的存在。これからも頑張って」と激励した。

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