東京商工リサーチ北海道支社は、5月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比2件減の20件、負債総額は同20・4%減の27億200万円となった。倒産件数のうち半数以上の11件が新型コロナウイルス関連倒産で、エネルギー・原材料価格高騰を原因とした倒産も6件発生した。
地域別では札幌市が12件で最多。旭川市と帯広市が各2件で続いた。
原因別では「販売不振」が17件で全体の8割強を占めた。この他「放漫経営」と「信用性低下」「設備投資過大」が各1件だった。
業種別では「サービス・他」が8件で最多。これに「製造業」(4件)、「建設業」と「卸売業」、「小売業」が各2件で続いた。
コロナ関連倒産は5月の11件を含め、道内で累計246件となった。
5月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は73人。今年1月からの累計で432人となった。
同支社では「アフターコロナが本格化しているが、エネルギー・原材料価格の高騰や人件費のコストアップなど、企業を取り巻く環境は厳しい状況に直面している」と分析。経営が疲弊したところに複合的なマイナス要因が重なり、企業倒産は「増勢を強める可能性が高まっている」と指摘している。
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一方、帝国データバンク札幌支店の調査では、5月の道内企業倒産は23件、負債総額30億5000万円。前年同月に比べ件数は1件減、負債は30%減だった。
















