石破新総裁、人事の調整本格化へ 早期解散で幹事長焦点―自民

石破新総裁、人事の調整本格化へ
早期解散で幹事長焦点―自民

 自民党総裁選から一夜明けた28日、石破茂新総裁は党役員・閣僚人事の調整を本格化させる。早期の衆院解散・総選挙が想定される中、党運営の要となる幹事長らの人選が焦点だ。

 石破氏は27日の記者会見で、総裁選に出馬した他の8人について「最もふさわしい役職をお願いする」と説明。幹事長の資質にも言及し、次期衆院選と来年夏の参院選で勝利することや、党内を掌握することを挙げた。

 人事を巡っては、森山裕総務会長(79)や小泉進次郎元環境相(43)、総裁選で陣営の選対本部長を務めた岩屋毅元防衛相(67)らの要職起用が取り沙汰されている。1回目の投票でトップだった高市早苗経済安全保障担当相(63)の処遇も注目される。

 石破氏は30日に党執行部の陣容を決定。翌10月1日の首相指名を経て、直ちに石破内閣を発足させる方針だ。派閥裏金事件を踏まえ、早期に国民の審判を受ける必要があるとして、10月中の衆院解散を視野に入れる。

 28日午後には、東京都内で開かれる公明党大会に出席。自公連立の結束を呼び掛ける。

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