無投票で当選を決めた小笠原春一氏に、4期目の抱負や市政の課題を聞いた。
―無投票をどう受け止めているか。
「告示の今日、市内を遊説していると多くの市民から声援を頂き、小笠原市政への期待を感じた。結果は無投票となったが、これまで以上に市民に信頼されるよう努力していきたい。しばらくコロナ禍が続くと予想される中、当面は対策に力を入れたい」
―4期目で力を入れる課題は何か。
「人口減少の進展を踏まえ、都市計画マスタープランを見直し、50年先を見詰めた総点検、まちづくりに取り組みたい。見える形で進めなければならないのは、市有財産の縮減。時には厳しい選択を市民に示さなければならないが、理解と賛同を得られるよう説明責任を果たしていきたい。また、(コロナ禍の影響などで)今後、市税の落ち込みが予想されるため、次年度に向けて歳出をどれくらい切り詰められるか、庁内で徹底的に話し合っていく」
―温泉地を抱えるまちとして観光振興をどう図るか。
「コロナ禍が続く中、まずは観光の国内需要を喚起していくことが重要だ。東北方面の方々に登別へ来ていただけるよう、仙台市に観光案内の拠点をつくりたい。世界のコロナ感染の状況を見ながら、訪日外国人の誘客も図っていかなければならない」

















