家族の引きこもりに悩む人でつくる苫小牧市内のグループ「まゆだまの会」(山岸康弘会長)は15日、市民活動センターで11月例会を開いた。浦河町の社会福祉法人浦河べてるの家の職員や自身が抱える心の病について発信しているピアサポーターら計7人が講師となり、引きこもり当事者への理解につながる経験談を語った。
同会の会員4人と事務局を置く苫小牧保健所の職員3人が参加。べてるの家では、困難が生じるメカニズムや困難との付き合い方などを自身で考える「当事者研究」を実践。ピアサポーターが研究で分かったことなどを発表した。
50代の男性は、小学生時代のいじめで負った心の傷が要因で、自分を大きく強く見せようとしてうそをつくようになってしまったと自らを紹介。ストレスがたまると物を壊したりすることがある一方、「自分の気持ちを正直に話しても大丈夫だと思うと少し楽になる」と語った。
知的障害を理由に排除や差別を受けたという50代の女性は、周りの支援を受けながら子どもを育てた経験を発表。共に支え合う仲間の大切さを話した。
発表を聞いた会員からは「イライラを爆発させてしまうといった話は引きこもりの家族にも共通している。そばで支える人の存在が大事だと実感した」、「困難を抱えた人の気持ちを知ることができ、とてもよかった」などの感想が出された。
まゆだまの会の例会は毎月1回、同センターで開催。参加希望者は苫小牧保健所健康推進課 電話0144(77)9934に連絡する。
















