鈴木知事 胆振東部地震の被災地視察  「スピード感持ち対応」 厚真

鈴木知事 胆振東部地震の被災地視察  「スピード感持ち対応」 厚真
宮坂町長(左から2人目)と共に復旧状況を確認して回った鈴木知事(同3人目)=18日午後、厚真町

 鈴木直道知事は18日午後、2018年9月に発生した胆振東部地震で震度7を観測した厚真町を訪れた。災害公営住宅の建設現場や、すでに復旧工事が完了して7月末から運転を再開した富里浄水場などを視察。鈴木知事は「実際に現場に赴いて直接話を聞き、自分の目で見た中で新たな課題を受け止め、全力で取り組みを進めることの重要性を新たにした。さまざまな意見を踏まえて対策に取り組んでいく」と語気を強めた。

 被災地を視察するのは昨年春の知事就任以来、今回で5回目。この日はむかわ、安平両町を含めた3町を訪問し、厚真町内では新町の災害公営住宅、福祉施設の建設現場、東和・富里両地区の災害復旧工事の現場、富里浄水場の施設を見て回った。

 視察には宮坂尚市朗町長も同行し、生の声を届けた。鈴木知事は壊滅的な被害を受けながら、復旧工事を経て供用を開始した富里浄水場について言及し、「国や北海道、町、それぞれが力を合わせたからこそできたこと。復旧復興が順調に進んでいる部分として、このように話ができるのは象徴的なことだと思う」と実感を語った。

 その一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響などを受けて新たに出てきている課題についても触れ、「大事なことは地域の皆さんにいかに寄り添って、スピード感を持って対応できるかということ。連携を強化し、より加速化できることに取り組んでいきたい」などと話した。

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