千歳の秋の風物詩、今季のシロザケの親魚の捕獲が21日、千歳川左岸の日本海さけ・ます増殖事業協会千歳事務所=千歳市花園=構内に設置したインディアン水車(捕魚車)で始まった。この日の水温は20・0度(午前8時25分)。初日は雌129匹、雄196匹の計325匹を捕獲した。
水車は7月19日に設置し、翌日から調査捕獲がスタート。8月20日までに845匹(雌368匹、雄477匹)の遡上(そじょう)を確認している。これから12月中旬までふ化事業を目的とする親魚の捕獲が本格化する。
初日の捕獲作業は午前8時すぎ、職員9人が作業開始。いけすからたも網ですくったサケを水揚げすると、婚姻色のサケがデッキの上でバタバタと水しぶきを上げて跳ね回った。職員は「トンボ」と呼ばれる木製器具で手際よく雌雄に選別していった。
昨季のサケ漁は全道的に不振だったが、千歳川は前季比85%増の25万8945匹を捕獲した。調査研究機関は日本海中部の今季来遊を昨季比30%増と予想する。同協会の安藤孝雄専務理事は「魚体は60~70センチと例年並み。捕獲数は昨季を上回る。このペースで行ってくれれば」と期待。今季の千歳川の親漁の捕獲は20万匹以上、採卵も7250万粒を目標とし、「良質な卵を確保したい」と話す。
また、婚姻色の親魚が例年よりも多いといい、「9月の採卵は予定より早まる」との見通しを語った。
















