木の皮紡ぎブレスレット作り 親子がアイヌ工芸体験 平取

木の皮紡ぎブレスレット作り 親子がアイヌ工芸体験 平取
真剣な表情でブレスレット作りに挑戦する子どもたち

 木の皮を使ったアクセサリーの「ブレスレット作りミニ体験教室」が19日、平取町二風谷のアイヌ工芸伝承館ウレシパで開かれた。地域イオル再生事業で、町アイヌ文化振興公社主催。

 アイヌの人たちは、6月下旬~7月上旬にオヒョウニレの木の樹皮をはぎ取り、外皮を取り除いて煮たり、沼に漬けたりして柔らかくしてから乾燥させて保存。それを細く糸状に裂いて結んでつなぎ「アットゥシ」という反物に織って、着物や帯を作った。ほかにも「トマ」というゴザを編んだり、「サラニプ」という袋を作ったり、さまざまな民具に使える万能な木の皮がオヒョウニレだ。

 教室には小学生と母親12人が参加。講師の尾崎友香さんから説明を受け、長さ75センチの糸を自分の手首の長さに四つ編みにして、ウッドビーズを糸に通し、端をとめ結びにして完成させた。参加者たちはおしゃれなブレスレットの出来栄えに、満足げな笑顔を見せていた。

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