安平 年度内完了の見通し 胆振東部地震で被災の町道や河川工事

安平 年度内完了の見通し 胆振東部地震で被災の町道や河川工事
現在行われている町道の工事現場=安平町早来北進

 安平町は、2018年9月の胆振東部地震で被災した河川や道路などの公共土木工事について、今年度中に完了する見通しを示した。20日に行われた報道機関向けの説明会で明らかにした。厚真、むかわの2町も林道を除く公共土木工事を来年3月までに終える予定だ。

 安平町によると、河川や道路・橋梁、下水道など6区分82件ある公共土木工事のうち、7月末時点で79件(発注率96・3%)の工事に着手。このうち被害が大きかった守田地区の町道やトキサラマップ川など56件(完成率68・3%)の工事を完了した。

 区分別では、道路・橋梁43カ所のうち76・7%に当たる33カ所を終え、現在は町道北進早来ハイランド団地4号線など10カ所に着手済み。河川は10カ所のうち、まだ施工に至っていない3カ所を含む7カ所が残っている。下水道は10カ所中5カ所、農業用施設は9カ所中5カ所を完了した。公園や農地に関してはすでに工事を終えた。

 町の復興・生活再建の担当者は「工事は大きな遅れもなく順調に進んでいる」とし、「早来中学校の再建や町民センターの改修などが残っているが、道路や河川などの復旧に関しては、今年度内で一通り終わる見通し」と話している。

 このほか、厚真町は181件のうち発注172件(発注率95・2%)、完了155件(完成率85・6%)。むかわ町は107件中発注106件(発注率99・1%)、完了96件(完成率89・7%)となっている。

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