アイシン北海道19年度売上高 2年連続100億円台 コロナ影響も今年度下半期には回復へ

アイシン北海道19年度売上高 2年連続100億円台 コロナ影響も今年度下半期には回復へ

 苫小牧市柏原の自動車部品製造業、アイシン北海道(伊藤伯社長)は2019年度の売上高が約101億7000万円と、2年連続100億円の大台に到達した。19年12月にエンジン部品「タイミングチェーンケース」の新ラインを稼働させるなど堅調な製造、販売を維持。20年度は4月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、売上高100億円到達は困難な情勢だが、下半期(10月~21年3月)にはほぼ前年度並みに回復する見通しだ。

 同社はトヨタ自動車系列のアイシン精機(愛知県)子会社。自動変速機(AT)に必要な油圧を制御する「バルブボデー」、エンジン内で動力を伝える部品を保護する「タイミングチェーンケース」、無段変速機(CVT)の後方をカバーする「リヤケース」、エンジン内を冷却する「ウォーターポンプ」といったアルミ鋳造部品を製造している。

 19年度の売上高は過去最高だった前年度に比べて5億円減ったが、コロナの影響はほぼ受けずに堅調だった。19年度販売台数はバルブボデーが434万台、タイミングチェーンケースが107万台、リヤケースが140万台、ウォーターポンプが53万台。

 タイミングチェーンケースは19年12月にトヨタグループの高品質戦略「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に対応した新商品の製造を始めるなど、品質向上も進める。

 一方で、4月以降は新型コロナ感染拡大による世界的な新車需要の低迷を受け、予算比で上半期(4~9月)はほぼ3割、特に4~6月は4割の減産となり、生産ラインの一部休止や従業員の一時帰休も実施した。

 伊藤社長は今年度の売上高について「90億円に届かないかもしれない」と厳しく見積もるが7月以降、生産は回復基調で「95%ぐらいまで戻っている。下半期は50億円規模を期待している」と説明。従業員約430人態勢(8月1日現在)で一層の生産性向上に努める。

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