被災地や苫小牧での再演誓う 卒寿迎えた大道芸人 ギリヤーク尼ケ崎さん 古里函館で誕生祝い

被災地や苫小牧での再演誓う 卒寿迎えた大道芸人 ギリヤーク尼ケ崎さん 古里函館で誕生祝い
函館市元町のカフェで行われた誕生会で元気な姿を見せたギリヤーク尼ケ崎さん

 津軽三味線の音色に合わせ、街頭で創作舞踊を披露する大道芸人ギリヤーク尼ケ崎さん(90)は19日、古里の函館市を訪れ、長年交流がある地元の後援者やファンらと卒寿の誕生日を祝った。ギリヤークさんは昨年3月、胆振東部地震があった厚真町などを訪れ「(踊りで)傷ついた人に生きる勇気を与えられたら」と話しており、この日も被災地の復興を願い、苫小牧市などでの再演を誓った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、道内を含む青空公演の開催中止を余儀なくされる中、ギリヤークさんは本人監督の記録映画「原点へ。そして生きる。」(仮題)の撮影で、函館などゆかりある地を訪ねている。

 弟の尼ケ崎光春さん(80)と共に両親が眠る秋田県能代市で墓参りを終えた後、19日に函館入り。生家が残る函館市若松町や母の古里である渡島管内八雲町落部などを訪れるなどして23日まで道内に滞在し、帰路についた。

 誕生会でギリヤークさんは、多感な青春時代を過ごした函館で大道芸を見たことが「芸の道につながった」など、自身の半生を語り続けた。近年は心臓にペースメーカーを入れたり、パーキンソン病や脊柱管狭窄(きょうさく)症を患うなどして車いす生活を送るが、芸歴50周年となる2018年には全国各地で記念公演を成功させ、世間に勇気を与えた。

 今のところ苫小牧や胆振、日高管内での公演や訪問予定はないが、若い世代に向けて「独自の道を貫いて、羽ばたいていってほしい」とコメント。災害などで傷ついた人たちに「これからも命を懸けて頑張って踊っていきます」と話し、元気な姿をアピールした。

 記録映画は秋ごろ完成予定で、DVD(1枚2500円)の予約販売を受け付ける。予約と問い合わせは紀(きの)さん 携帯電話080(3318)5466。

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