大会シーズン幕開け―苫ア連主催・主管事業一部日程変更し、開催

大会シーズン幕開け―苫ア連主催・主管事業一部日程変更し、開催
大会に向け練習に励む小学同好会、レッドスターズメンバー=26日、ときわスケートセンター

 苫小牧アイスホッケー連盟が主催・主管する各種の大会事業が29日開幕の第22回白鳥ライオンズクラブ(LC)杯中学校サマーリーグを皮切りにスタートする。新型コロナウイルス禍が続く情勢の中、当面の大会は感染対策として入場規制や関係者の健康管理を図りつつ、シーズン幕開けを迎える。

 今年は8月初旬に苫小牧開催予定だった第15回全国高校選抜や同下旬開幕の日程を組んでいた大学交流戦など全国級の大会がいずれも中止。日本アイスホッケー連盟がナショナルトレーニングセンターの白鳥王子アイスアリーナで行う代表強化活動も前シーズン終盤から軒並み中断し、男子トップリーグのアジアリーグはジャパンカップとして国内5チームが競う形式で10月開幕を予定するなど、異例ずくめの年度となっている。

 苫ア連盟が関わる事業・大会も大幅な日程変更。今回は9月実施となった白鳥LC杯中学サマーリーグも、昨年までは8月に開催されていた。

 この後は、第35回NHK杯の高校(9月24~27日)、中学(同11~19日)、小学年代では第23回オータムチャレンジ強化リーグ杯(同26~10月11日)が相次ぐ。女子は第16回苫小牧民報杯兼苫ア連杯争奪女子大会(同21、22両日)に開かれる。道ア連主催、苫ア連主管の日本アイスホッケーリーグ北海道が同6日開幕予定となった。

 新型コロナ対策として9月末までの大会は選手や保護者、大会関係者のみが入場可能とするなど会場内での行動指針も徹底。入場時は原則マスク着用のほか、選手やチームスタッフ、審判、運営役員には過去2週間分の体温測定結果提出を義務付けている。10月以降は「上部連盟の方針に沿いながら対策の内容を決めたい」(苫ア連)としている。

 第23回オータムチャレンジ強化リーグ杯が初陣となる小学年代はレッドスターズと苫小牧Westアイスキング、BLUEサンダーズ、バーニングバレットの4チームが出場の予定。

 大会シーズン到来を待望してきたレッドスターズのDF小野寺佑馬主将(日新小6年)は「これから全員で協力して全大会で優勝したい」と意気込む。水橋徹監督も「陸上トレーニングを自粛していて、体力面での不安はある」としながらも、「前のシーズンより少しでもレベルアップしたチームの姿を見せることができたら」と展望していた。

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