白老町の小中学校の給食で26日、チェプオハウ(サケの汁物)などアイヌ伝統料理が提供され、児童生徒らがアイヌ民族の食文化に触れた。
伝統料理はチェプオハウのほか、いなきびご飯、シカ肉のユクジンギスカンなど。アイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)の開業を記念し、学校給食を作る町食育防災センターが町内の小中学校6校に提供した。
虎杖小(児童数36人)でも各学年の子どもたちが伝統料理を味わい、「シカ肉を初めて食べたけど、とてもおいしい」と喜んだ。
伝統料理の費用は、国のアイヌ政策推進交付金を活用。町の栄養教諭がしらおいイオル事務所チキサニと相談して作ったレシピを基に、同センターが調理して児童生徒に振る舞った。

















