王子総合病院 出産お祝い膳がリニューアル、見た目華やか器もこだわり

王子総合病院 出産お祝い膳がリニューアル、見た目華やか器もこだわり
王子総合病院がリニューアルした出産お祝い膳

 苫小牧市若草町の王子総合病院は、出産を終えた翌日の産婦に提供する夕食「出産お祝い膳」をリニューアルした。以前は外部委託で和食を用意していたが、同院の管理栄養士と調理業務を請け負う業者が道産食材を使い、栄養バランスも考えた洋食メニューを考案。盛り付ける器にもこだわり、見た目も華やかにした。切り替えは7月からで、今月27日までに約60食が提供され、産婦からも好評という。

 同院のお祝い膳は患者サービスの一環で2003年5月にスタート。08年からは若草町の料亭於久仁に委託していたが、7月末に同店の閉店が決まり、同院で管理栄養士を務める澤岡清美栄養管理科長らが「自分たちの思いを形にし、産後のお母さんにおもてなしをしたい」と約1カ月かけてオリジナルのメニューを検討。現場の声や妊産婦の要望などを聞くとともに、約20人の医療関係者らの試食を経て同院で給食管理業務を手掛けるエームサービス(本社東京)が調理を行っている。

 メニューは「牛ヒレ肉のロティ 山わさびとゲラント塩を添えて」をメインとし、前菜やスープ、パエリアなどデザートとフルーツを含む計9品。澤岡さんは「産後のデリケートな心と体を回復する栄養素を取り入れ、見た目を華やかにして心にも体にも優しいお祝い膳にした」と新メニューへの思いを語る。

 約30種類の食材を使い、特に野菜はより安心安全にこだわって道産品を使うよう心掛けた。動物性脂肪や刺激物を控えめにし、美容やヘルシーさを意識して良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルなど栄養バランスにも配慮。さらに温かみのある木のトレーやシックな黒の陶器、ガラス皿に盛り付けて華やかな演出をするなど、入院中の思い出となるよう工夫したという。

 澤岡さんは「健康的な食事を幸せな気分で召し上がってほしいと思い、考案した。リニューアル後は残さず食べてもらえてうれしい」と話し、「今後も妊産婦さんらの声をアンケートなどで聞きながら旬のものを提供し、改善も進めたい」と力を込めた。

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