愛媛県で10月に開催された全国理容生活衛生同業組合連合会主催の第76回全国理容競技大会(ヘアワールドジャパンカップ2024)で、苫小牧市拓勇東町の理容室「YUZEN」の松橋彪太(ひょうた)さん(24)が女性向けカットやスタイリングを競う第2部門の3位に入賞した。自身初の表彰台で、苫小牧勢としても同部門のベスト3以内は初めて。
1948年から続く業界最高峰の競技大会。松橋さんは6月の全道大会で優勝し、昨年に続き2度目の全国出場となった。昨年は男性の刈り上げ技術などを競う第1部門だったが、今年はこの経験も生かし、女性の格好良さの表現を追求した。
第2部門には全国から男女36人が出場。松橋さんは直前まで「心臓が飛び出そうだった」が、競技開始の号令を聞くと緊張感が消えた。競技時間は35分。黒と白のシンプルな染髪で、カットは髪の先端まで鋭く作り込む一方、髪が流れる感じも出し、鳥のイメージを重ねた衣装とのバランスに気を配った。カラフルでふんわりしたヘアスタイルが目立つ中、松橋さんの作品は異彩を放っており、3位と発表された時は「めちゃくちゃびっくりした」という。
平取町出身。16歳で理容師に憧れ、苫小牧に移り住み、19歳で免許を取った。初出場だった昨年、YUZENのオーナー渡利勇太さん(37)が第1部門の優勝に輝いたことに感化され、多くの助言も受けた。「応援してもらって、ありがたかった」と入賞を報告できたことを喜ぶ。道理容生活衛生同業組合苫小牧支部の教育部副部長も務める渡利さんは「仕事に真面目で才能も感じる。どんな形であれ、目標を持って頑張ってほしい」と期待を寄せる。
松橋さんは自分が教わったように後進の育成にも努めたい考えで、「教えることで自分も学べることが多い。理容師は一生続けたい」と力を込めた。
















