白老町環境町民会議(中野嘉陽会長)は8月29日、同町のヨコスト湿原の海岸でごみ拾い活動を行った。同町民会議の会員や町職員、白老東高の生徒、道開発局職員ら60人が参加し、自然環境を守る意識を高めた。
環境省が「日本の重要湿地」に選定しているヨコスト湿原の環境保全活動として毎年行っている。参加者はごみ袋と火ばさみを手に海岸を歩き、投げ捨てられているジュースの空き缶やペットボトル、食品のビニール包装などを拾い集めた。ごみ量は可燃ごみ100キロ、不燃ごみ120キロの計220キロに上った。
参加した同町民会議メンバーで同町日の出町の平山道男さん(83)は「海岸にごみを捨てる行為が後を絶たない。白老の貴重な自然を守るため、今後も活動を続けたい」と話した。
同町民会議は環境保護団体や企業、町民などで構成し、海岸清掃や自然観察会、環境セミナーなどを続けている。

















