秋サケ定置網漁が解禁 近年不漁続き 回復に期待 初水揚げはあす以降

秋サケ定置網漁が解禁 近年不漁続き 回復に期待 初水揚げはあす以降

 胆振管内の秋サケ定置網漁が1日に解禁された。苫小牧漁業協同組合は同日、網を入れたが、しけで初水揚げは3日以降にずれ込む。過去4年間は不漁が続いており、今年も全道の来遊予測は厳しめ。漁業関係者は「今年こそ回復してほしい」と願いながら出漁初日を待つ。

 胆振海区(室蘭・地球岬―むかわ)の秋サケ定置網漁は1日から12月3日まで。苫小牧漁協は沿岸に定置網5カ統を設置する権利を持っている。

 解禁初日の1日にほぼ仕掛けを終えたが、2日はしけで出漁できなかった。

 秋サケは全道的な不漁が続いており、苫小牧漁協も2016~19年度は不漁だった。15年度まで水揚げ量は年間1000トンを超えていたが、16年度以降は500トン台後半~600トン台後半と低迷。19年は9月の出足は良かったが、10月から水揚げ量が激減し、前年比で微増にとどまった。

 さけます・内水面水産試験場(恵庭市)によると、20年の全道秋サケ来遊予測数は前年比13・3%増の約1990万匹。19年は実際の来遊数が予測を大幅に下回ったため、今年は「下振れ」も考慮しているが、前年よりも若干回復すると見込む。

 胆振海区については、同6・5%増の74万4000匹の来遊予測を立てている。

 同試験場は「春に稚魚を放流した際の沿岸水温が高いと、稚魚にとっては良い環境で来遊も増える傾向にある」としながら「近年はこの傾向も崩れていて難しい」と指摘。「胆振海区の4年魚、5年魚は昨年よりも来遊が増える環境にあった」と分析している。

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