白老町は今月から、町内会活動をサポートする地域支援員の「出張支援窓口」を町内3カ所の公民館やコミセンに開設し、相談に応じる事業を行う。8日は虎杖浜公民館に窓口を設け、地域支援員が町内会役員の相談に応じた。
地域支援員は、町内会や住民団体の運営や活動について助言したり、組織の規約や会員台帳の作成をサポートしたりする職員。町役場近くの町民まちづくり活動センターに配置し、業務を行っているが、各地域の活動支援を強化するため、今年度から出張窓口事業を取り入れることにした。
出張窓口の開設場所は虎杖浜公民館、竹浦コミセン、萩野公民館の3施設とし、今月から各施設月2回ペースで設ける。
初回の8日は虎杖浜公民館に窓口を設置し、住民の高齢化に伴う町内会活動の停滞や役員の成り手不足といった悩み相談に対応した。窓口を訪れた虎杖浜臨海区町内会の菅原重義会長は「住民の半数以上が60歳以上と高齢化が進み、世帯数も減少している中で町内会活動がより停滞しかねない」と話し、今後の組織の在り方や方向性について相談を寄せたという。
出張窓口の業務に当たった地域支援員の長澤真也さんは「少子高齢化や人口減少を背景に町内会の課題が顕在化してきている」とし、同じく地域支援員の大津孝典さんは「住民と共に対策を考えていきたい」と話していた。
今月は虎杖浜公民館で17日にも出張窓口を設けるほか、萩野公民館で10日と29日、竹浦コミセンでは15日と24日に開設する。時間は午後1時半から3時半。

















