3カ月連続で改善 コロナ 影響 依然、低水準続く 帝国データ札支店 道内企業8月景気動向

3カ月連続で改善 コロナ 影響 依然、低水準続く 帝国データ札支店 道内企業8月景気動向

 帝国データバンク札幌支店は、8月の道内企業景気動向調査結果を発表した。新型コロナウイルスの影響で悪化している景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は、前月比1・1ポイント増の33・4となり、3カ月連続で改善した。業界別では9業界中、7業界で改善。ただ、全体の景気DIは依然として30台と低水準で推移している。

 全国平均の景気DI(29・7)と比べると、北海道は5カ月連続で上回っている。

 企業の規模別の景気DIも、3カ月連続で全ての規模で改善。大企業は前月比1・2ポイント増の35・4となり、1・1ポイント増の中小企業(33・0)を3カ月連続で上回った。中小企業のうち小規模企業は、1・8ポイント増の36・3だった。

 業界別の景気DIは、9業界中、金融、不動産、製造、建設、運輸・倉庫、農・林・水産、小売の7業界で改善。金融の改善幅が最も大きく、前月比6・4ポイント増で37・0となった。建設は2・4ポイント増の42・6となり、唯一の40台に。製造は3・2ポイント増の30・6となり、6カ月ぶりに30台に回復した。

 一方、娯楽サービスや飲食店、旅館・ホテルの厳しさを背景に、「サービス」は前月比0・7ポイント減の26・7に悪化。卸売も1ポイント減の29・9と30を割り込んだ。

 今後の景気DI見通しでは、「3カ月後」が34・8(前月調査35・2)、「6カ月後」が32・5(同33・9)、「1年後」が35・8(同35・7)。「3カ月後」と「6カ月後」が前月の見通しを下回った。

 企業からは「ハイシーズンながら観光客の減少で地域経済が潤わない」(飲食料品・飼料製造)、「減席など新しい生活様式の長期化で維持が負担」(飲食店)など厳しい声が寄せられている。

 調査は8月18~31日に、道内企業1125社を対象にインターネットで実施。581社から回答を得た(回答率51・6%)。

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