漁業者に補助金 コロナでホッキ単価下落 むかわ町議会定例会が開会

漁業者に補助金 コロナでホッキ単価下落 むかわ町議会定例会が開会

 むかわ町議会定例会が10日に開会し、一般質問を行った。町は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、単価の下落が著しいホッキ貝の地元生産者への経営支援として、国の地方創生臨時交付金を使った補助金の考えを示した。

 東千吉氏への答弁。町産業振興課によると、ホッキ漁は鵡川漁協の組合員全員が従事し、漁獲高の約3分の1を占める地元の主要漁業。しかし、今季は盛漁期にもかかわらず7、8月の単価が前年同期と比べて2割減。昨年度の平均単価が1キロ当たり381円だったのに対し、今年は8月時点で323円まで落ち込んでいるという。

 これを受けて町は、ホッキ貝の漁獲量1キロに対して前年同期の単価と比較した不足分を最大で20円補助する。7月1日時点で町内に居住する漁協の正組合員45人が対象で、期間は7月1日から来年3月31日。町はこれまで、水産業者に対し魚箱の購入費(すでに終了)やネット販売、道外への直接出荷に掛かる手数料、送料の全額補助も並行して行っている。

 町は、これらの事業費として11日に提案した2020年度一般会計補正予算案に450万円を盛り込んでいる。

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