千歳川のインディアン水車で今季捕獲したシロザケの採卵作業が、千歳市蘭越の国立研究開発法人水産研究・教育機構千歳さけます事業所で行われている。始まりは4日で、3回目となる11日は、雌の親魚487匹から123万3000粒の卵を採取した。
採卵は日本海さけ・ます増殖事業協会によるシロザケの資源保護を目的としたふ化放流事業。この日は、増殖事業協会と同機構の職員ら28人が作業に携わった。蓄養池の親魚をベルトコンベヤーで採卵場に運び、雌雄に選別して採卵刀で雌の腹部を裂き、かき出した卵を専用の盆に取り出す。手際よく雄の精子を掛けて授精、冷水の水槽で保管していった。卵のふ化を待って蓄養池で飼育し、来春に千歳川に放流する。
7月21日から9月10日までの千歳川の捕獲累計は雌雄合わせ3万3766匹。前年同期を1万匹上回り、「出足は好調」と関係者。調査研究機関の来遊予想は昨季比30%増を見込み、遡上(そじょう)は今月下旬から10月中旬にピークを迎える。
日本海さけ・ます増殖事業協会の安藤雅規業務課長は「昨年は小ぶりだったが今年は50センチ前後と例年並みに戻った。この調子が続いてくれれば」と期待を込める。採卵目標は7250万粒。捕獲と採卵作業は12月中旬まで行われる。
















