苫小牧市の演劇集団「群’73」(須藤夏菜子代表)の舞台「ぬれぎぬ」が12、13両日、市文化交流センターで開かれた。現代人が抱える答えの出にくい問いをテーマにした会話劇を、2日間で計143人が楽しんだ。
作品の舞台は刑務所に至るまで半民営化した行政特区の日本で、主人公は派遣労働のソーシャル・ワーカーとして重罪を犯した受刑者の更生に取り組む夫婦。犯した罪と向き合うことを拒絶するような言動を続ける受刑者たちに「心からの反省」を促そうとする中、夫婦間にも大きな問題が発生し、2人の関係が揺らいでいく。
26~47歳の劇団員7人がステージに立ち、ストーカー殺人や安楽死、死刑の是非や結婚制度、出産前のDNA鑑定など現代の社会問題を盛り込んだ会話劇を熱演した。
被害者の遺族役で出演した村上はるかさんの姉で、舞台を見に来ていた市内豊川町の会社員、村上明日香さん(32)は「毎日遅くまで練習を頑張っていた。演技が素晴らしく声も聞きやすかった」と話していた。
















