中学校は文化祭シーズン、中止の体育大会行事も

中学校は文化祭シーズン、中止の体育大会行事も
演劇の練習をする生徒たち=11日、明野中学校

 苫小牧市内の中学校が文化祭や学校祭のシーズンを迎えている。新型コロナウイルス感染予防で、毎年恒例の合唱は全校一斉に取りやめたが、展示物製作や演劇などを中心に準備。今年は春の体育大会を中止しただけに、文化祭などは協調性を育む最大の機会。生徒たちは目を輝かせながら準備を進めている。(高野玲央奈)

 苫小牧明野中学校(鏡武志校長、生徒数233人)は17日に学校祭を開催する。飛沫(ひまつ)防止で中止する合唱などの代わりに、従来は3年生のみだった演劇を1、2年生も学年ごとに実施する。生徒たちは体育館で演じ、観覧は「密」を避けるため、各学級にテレビ中継。動画投稿サイトで保護者向けの配信も考えている。

 生徒たちは上演に向けて日々、マスクを着用しながらせりふや振り付けを練習している。ハンバーガー店を舞台にした劇を演じる浦東叶愛(のあ)さん(12)は「演技をすることは達成感がある。自分たちで作品をつくりあげることは本当に素晴らしい」と充実している様子。

 また、今年中止した体育大会の目玉行事「全員リレー」もグラウンドで行う。1学年主任の清水文広教諭(48)は「各学級の団結を図りたい」と話す。コロナの影響で集団の発表機会がほぼ失われていただけに「子ども同士がお互いを理解する機会にもなる」と強調する。

 貼り絵などの制作もする予定で、佐藤大那君(13)は「(完成に近づく)満足感があり、コロナ禍でも、みんなで楽しめる行事にしたい」と意気込んでいる。

 啓明中学校(大橋祐之校長、生徒数312人)は18日に予定していた学校祭を「生徒交流会」に衣替えして開く。例年通りの内容は難しくても、生徒たちが交流し合う場面は必要と判断した。文化的な行事である学校祭と、体育的な催しの体育祭の各要素を取り入れ、生徒同士が絆を深める考えだ。

 同校では、「つなぐ」と「一体感」を軸にし、学年ごとの全員リレーや全校生徒で縦3・6メートル、横15・5メートルのモザイク画を制作している。山岸弘昇教頭(49)は「同じ作業や目標に向かうことで思いを共有することにつながる。生徒たちの共同性を育みたい」と展望している。

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