白老町の小中学校で16日、町内の牛肉加工業者から贈られた白老牛肉を使った「ふるさと給食」が提供され、児童生徒が郷土の味を堪能した。
牛肉は、阿部牛肉加工(阿部一雄社長)から提供を受けた。同社は、まちの特産品を子どもたちに味わってほしいと、2010年度から毎年、町教育委員会に白老牛肉を寄贈しており、10回目となる今回は85キロを寄せた。
学校給食を作るしらおい食育防災センターでは、谷村真美栄養教諭のレシピで「牛丼」を調理。町内の農家が生産したブロッコリーとキャベツを使用したサラダと、地元産シイタケなどを具材にしたみそ汁も作り、「ふるさと給食」として小中学校6校に約900食分を提供した。
萩野小学校(田村雅嘉校長、児童数137人)の子どもたちも、郷土の味を詰め込んだ給食を堪能。3年生のクラスでは、児童らが牛丼を頬張りながら「おいしいね」と笑顔を見せた。林崎壮壱君(8)は「肉は苦手だけど、白老牛肉なら軟らかくて、どんどん食べられる。野菜もおいしい」と喜んでいた。
町教委は10月と11月、来年2月にも白老の食材を使った「ふるさと給食」を予定している。

















