生活協同組合コープさっぽろ苫小牧地区は16日、未使用・未開封のマスク600枚を浦河町向別の児童養護施設、北海暁星学院(立嶋喜佐男施設長)に寄贈した。
コープさっぽろは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い「未使用・未開封マスク」の回収を各店舗(108カ所)で組合員に呼び掛けたところ、物流センターや食品工場などを含めたコープさっぽろ全体の取り組みに拡大。7月20日までに2枚入り9482組、計1万8964枚が集まった。
回収したマスク(布や使い捨てマスク)は、トドックフードバンクの提供施設先の道内全24児童養護施設に順次寄贈している。苫小牧地区では浦河町の北海暁星学院へ贈ることにした。
この日はコープさっぽろ苫小牧地区組合理事の寺島美幸さんと同組織統括の廣井郁美さんが訪れ、施設を運営する和光会の小林強理事長と立嶋喜佐男院長にマスクを手渡した。
寺島理事は「生活必需品になっているのでぜひ活用してください。少しでもお役に立てば」と話し、小林理事長は「有効に使わせていただきます」と話した。
同施設では2000枚の使い捨てマスクの在庫があるが、入所者35人と職員26人が毎日使うため不足が心配という。今後はインフルエンザ予防などにもマスクが必要になるため、寄贈に感謝していた。

















