苫小牧に物流センター建設 エア・ウォーター 21年5月稼働へ 積み荷集約、輸送効率化

苫小牧に物流センター建設 エア・ウォーター 21年5月稼働へ 積み荷集約、輸送効率化
苫小牧市ウトナイ北8に建設される物流センターの完成予想図(エア・ウォーター提供)

 産業ガス大手のエア・ウォーター(大阪市)のグループ会社、エア・ウォーター物流(札幌市)が、苫小牧市ウトナイ北地区に物流センターを建設する。道内最大の港湾物流拠点である苫小牧での積み荷の集約機能確保などを通じ、サービスを向上させる。今月上旬に着工しており、2021年5月の完成、稼働開始を目指す。

 エア・ウォーター広報・IR部によると、物流センターは日高自動車道沼ノ端西インターチェンジ(IC)そばの苫小牧市ウトナイ北8に建設する。敷地面積4・9ヘクタールで、鉄骨造り平屋建て、床面積約6600平方メートル。倉庫のほか、給油所や車両整備場、車庫などで構成される。総投資額は約28億円。今月4日に着工した。

 現在、苫小牧市内では賃借倉庫2カ所(延べ床面積計約3300平方メートル)と車両基地4カ所の計6カ所を稼働中だが製材や農産物などの積み荷を集約する機能がないためトレーラーを積載率が低いまま、フェリーに乗船させることもあった。

 物流センター建設によって、倉庫での貨物取扱量は従来の2倍に。さらに拠点の集約で全道から集まる貨物の積み替えが可能となり、積載率向上、輸送の効率化を実現できる。

 道内と本州を結ぶフェリー航路の主要発着地である苫小牧は、同社にとっても重要拠点の位置付け。同社のグループ会社が19年12月、茨城県茨城町に北関東物流センターを開設しており、苫小牧物流センターとの相互活用も推進する。同社は「倉庫の新設や車両基地整備などを通じ、よりきめ細かなサービスの提案が可能になる」としている。

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