地域公共交通計画 来年1月までに素案 市内路線バスの利便性確保など検討 苫小牧市、3月完成目指す

地域公共交通計画 来年1月までに素案 市内路線バスの利便性確保など検討 苫小牧市、3月完成目指す
苫小牧市内の公共交通の在り方を検討する公共交通協議会のメンバー

 苫小牧市は17日、地域公共交通計画の素案を2021年1月中旬をめどにまとめ、パブリックコメント(意見公募)を経て、同3月末の完成を目指す方針を示した。同日市職員会館で開かれた、交通事業者などでつくる公共交通協議会で報告した。

 地域公共交通計画は、もともと「地域公共交通網形成計画」として策定作業を進めてきたが今年度の法改正で名称が変更された。

 この日の協議会では、作業を進めるに当たって、市内のバス路線でより詳細なシミュレーションを行い▽重複路線を含めた路線の効率化▽乗り換えの利便性確保▽バスを待つ環境の改善―などをポイントに検討していく方向性を確認した。

 事務局が19年度に実施した公共交通に関するアンケートや各地域、公共交通の現況調査の結果も報告。市内の人口分布が様変わりする中、バス路線や運行本数などが需要の変化に十分追い付いていない現状が浮き彫りとなり郊外の過疎化や住民の高齢化に伴い、交通弱者の問題が一層深刻化していく可能性も指摘された。

 アンケートでは普段、公共交通を利用しない市民も車の運転が難しくなったときに移動手段として公共交通が必要になることや、公共交通サービスの維持・向上に相応の費用負担が伴うことなどについて一定の理解がみられた。

 このほか、市内の路線バスが新型コロナウイルス流行に伴う利用減で、平日も土日祝日用ダイヤで運行され続けている現状を報告。委員から「できるだけ早く通常に戻してほしい」といった要望があったが、運行する道南バスは「利用状況や収益などを踏まえて検討したい」とした上で、「具体的な日にちは未確定」と理解を求めた。

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