脱原発・自然エネルギーをすすめる苫小牧の会(浦田操会長)は20日、苫小牧市民会館で北海道がんセンターの西尾正道名誉院長を講師に迎えて記念講演会を開いた。市内外から約80人が参加し、生活環境と病気の関連性を学んだ。
西尾名誉院長は札幌医科大学を卒業後、現センターの放射線科に39年間勤務。2013年に名誉院長に就任した。
「命と環境」をテーマに講演した西尾名誉院長は、生活習慣が一因とされる高血圧や糖尿病、がんなど各種疾患について「がんも含めて生活環境病といえるのではないか」などと問題提起。
乳がんなどホルモン依存性がんが増えている要因について、女性ホルモンを含んでいる餌を食べた米国産牛の肉の消費量が増えたことが背景にあると強調。人間のホルモン環境が変わり、「ホルモンに関わるがんが数倍に増えている」とし、食生活との関わりを語った。
また、がん患者が増加している背景に放射線があると指摘。「現代社会は化学の分野も原子力(放射能)の利活用とともに、遺伝子操作が関わっている大変な時代。何が正しい情報なのかを自分で考えてほしい」と呼び掛けた。
浦田会長は放射能と健康の関わりを紹介した講演会を踏まえ「今後の活動の参考にしたい」などと話した。
















