日本政策金融公庫(略称日本公庫)農林水産事業本部は、コロナ禍の道内の農業景況調査結果を発表した。今年上半期(1~6月)の農業景況DI(「良くなった」とする回答の割合から「悪くなった」とする回答の割合を引いた値)はマイナス20・3となり、前年同期に比べ47・1ポイント減と大幅に悪化した。
感染拡大の影響を受けて、販売単価DIはマイナス39・1となり、前年(マイナス4・2)よりマイナス幅を拡大。収支DI(マイナス26・2)と資金繰りDI(マイナス14・9)も、前年のプラス水準からマイナス値に転落した。
生産コストDIはマイナス39・5(前年比3・3ポイント増)、雇用状況DIはマイナス34・4(同4・7ポイント増)と若干上昇したものの、引き続きマイナス水準で推移している。
業種別の景況DIでは、販売価格が上昇した養豚が4・3となり、前年の0・0から上昇。施設野菜も18・6ポイント上昇して9・5とプラスになった。
一方、養豚、施設野菜を除く業種は軒並み悪化。特に肉用牛は84・6ポイント減のマイナス70・9、露地野菜も59・8ポイント減のマイナス43・8と大幅に下落した。
コロナ禍による具体的なマイナス影響の内容(複数回答)では、「単価・相場の下落」(76・9%)が最多。これに「既往販路・出荷ルートの縮小、停止」(25・5%)、「原材料・資材など仕入れ関係が停滞」(20・4%)と続いている。
今年の農業景況DIの見通しでは、上半期からさらに29・1ポイント悪化したマイナス49・4に。マイナス値が大幅に拡大する見通しだ。
調査は、7月に道内融資先の担い手農業者7354人を対象に郵送アンケートで実施。1413人から回答を得た(回答率19・2%)。
















