迫力満点「むかわ竜」 新複製一般公開始まる

迫力満点「むかわ竜」 新複製一般公開始まる
クラウドファンディングを活用して製作したむかわ竜の新しいレプリカ=26日午前、穂別町民センター

 むかわ町がインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」(CF)を使って新たに製作した日本最大の恐竜全身骨格化石「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の全身復元骨格(レプリカ=複製品)が26日午前、町内の穂別町民センターで一般に初めて公開された。迫力満点のレプリカを一目見ようと、町内外から来場者が訪れ、その雄姿を目に焼き付けた。

 新しいレプリカは全身約8メートル、高さ約3・2メートルあり、2本足で体を支えるように立っているのが特徴。前かがみで4足歩行をイメージした既存のレプリカよりも高さを出しているほか、臨場感を醸しており、より迫力が伝わる。

 町恐竜ワールド戦略室によると、製作費は約1600万円で、このうち334件1089万7500円をCFで集めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で日程は大幅に延期になったが、今月19日に色塗りイベント行い、完成したばかりだ。

 新しいレプリカを一目見ようと、会場には公開を待ちわびていた熱心な道内の恐竜ファンや家族連れが午前中から訪れた。

 横浜市から家族で訪れたという40代の男性は「このタイミングで全身のレプリカを見られてラッキー。子供が恐竜好きでお土産も買えてよかった」と話していた。

 新しいレプリカの一般公開は27日の午後4時まで。入場は無料。新型コロナウイルス感染症対策で入場時にはマスクの着用と検温、連絡先記載などの協力を呼び掛けている。

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